刷り込み

生まれたてのひなのとき初めて見た動くものを親として認識する鳥がいるという話があります。
ひなのコンストラクタには、はじめての360°が引数として渡され、
その360°の視界の中で最も早く目に入った動くものを自分の親というメンバとして初期化します。
このメンバは隠蔽されているもしくはセットできないプロパティとして公開されている状況で、
いつまでたっても親は親。

ひとはまた別で、親を親として認識する構造が複雑です。
コンストラクタでしか初期化できないような単純なメンバではなく、
人生の途中で判明する親、最後まで親を知らない、といったこともあります。

親を認識するのに大切なイベントがあり、いま、このお母さんでよかったなと思ったりします。